私たちヒトは数え切れないくらいたくさんの病気に罹患します。これらの病気に適切に対応していくためには、病気を正しく診断し、それぞれの病気や重症度に応じた最適な治療を行う必要があります。最近では、高度な診断技術や新しい薬などがつぎつぎと開発され、私たちはその恩恵を受けながら生活しています。しかし、これらの進歩には、新しく開発された医療技術を、安全性と有効性の面から検討し、最終的には実際の患者さんで確認するという大変な作業が必要なのです。特に、新しい薬を創る(創薬)ためには、動物を用いた安全性試験などの非臨床試験を経て、実際の患者さんに直接投与して安全性と有効性を調べる臨床試験(治験)が欠かせません。したがって、臨床試験は患者さんの協力がなくては成り立たず、参加いただく患者さんには絶対に不利益がかからないような倫理的配慮やサポートが必要です。また、臨床試験を公正かつ科学的に行うためには、薬剤師、看護師、治験コーディネーターなどを含めたプロフェッショナルなチームが必要となります。
京大病院においては、このような臨床試験を円滑に推進するために、平成11年4月に治験管理センターを設立し、現在は総勢18名のスタッフで業務に当たっています。京大病院における治験は、年々その実施率、内容(質)が向上しており、平成17年度からは医師主導による治験も実施しています。今後さらに一層の発展を図り、我が国における治験の向上に貢献したいと考えております。
京大病院においては、このような臨床試験を円滑に推進するために、平成11年4月に治験管理センターを設立し、現在は総勢18名のスタッフで業務に当たっています。京大病院における治験は、年々その実施率、内容(質)が向上しており、平成17年度からは医師主導による治験も実施しています。今後さらに一層の発展を図り、我が国における治験の向上に貢献したいと考えております。
治験管理センター長 上本 伸二